だからキッチン、トイレ、水回りのタイルをDIYする
キッチン、トイレなどの水回りの床で知っておいて損のないこと
左の写真はLDKの無垢フローリング(樺)とタイルを移したものです。画像の右側にシステムキッチンがあるわけですが。
そうですねぇ。
まずは、水場といった状況を考えると、水に強い方がいい、というのは当然ですね。
フローリグ材にもよると思いますが、お風呂の脱衣所やキッチンで用いるフローリングは耐水性があるものが推奨されています。
当然といえば、当然ですね。
タイルの焼き物の特性を考える
フローリングの仕様を見てもわかるように、耐水性のないフローリングは「脱衣所等では使用しないこと」とあるはずです。脱衣所、洗面室となると、やはり完全に水が毎日ついてしまうとおもいますので、ノーマル品では耐久性としてむつかしいのかもしれません。
といっても、現実問題として、そこまで傷むことはないようにも思いますが。ただ、換気が悪く湿気がこもってしまう場合は、痛みが早いかもしれませんね。
見ずに腐らないし、摩擦に強いのがタイル
もうひとつ、水が付く以外に一つ上げるとしたら、物理的な耐久性、でしょうか。
トイレやキッチンのように、同じところを集中的に足がこすれる場所は、それも傷みが早く来る原因となります。
私のうちも、実は合板の表面が樹脂コーティングされたフリーリングのマンションを中古で買ったのですが、コーティングがこすれて地の板がむき出しになってまして。
そうなったら樹脂コーティングのフローリングは修復不能ですね。
DIYでなく、工務店でのタイルの施工価格はいくらくらい?
で、耐水と物理的な耐久性を考えたら、やはりタイルが最強になります。
ただし、わざわざ新たにタイルを施工するのも金かかるし、となりますよね。
これは弊社が原価として出せる価格として、ホームセンターなどのトイレリフォームパックを考慮して出した数値をこちらの記事で載せていますので、参考にしてください。
タイル貼りとなると、タイルを貼りつける時間も必要ですし、なんといっても目地埋めが必要になります。この目地埋めがまた時間がかかって仕方がありません。
なぜなら、タイルが床に固定接着させる時間が必要なのと、目地埋めの際にも乾燥させる時間が必要だからです。職人が来て、目地を埋めるのですが、何度か重ね塗りをするのにも乾くまで待つ必要があります。そして最後には仕上げのふき取りをしないといけないのですが、そのタイミングも塗ってから3~4時間後の作業になります。
タイル貼りと目地は別日になるから職人代がかかってしまう
となると、職人の人件費がかさんでしまうので、それだけで安く見積もって5万円かかってしまいます。
ホームセンターや安いサイトのトイレ取り換えリフォームの工事価格が、トイレ本体の価格にもよりますが18万円前後で設定されています。
このトイレの取り換えリフォームの内容は、床はおそらくクッションフロアというゴム製の床材を切り貼りするものでしょう。
クッションフロアとタイルの違い
それに対して、タイルを貼った場合どうなるか。
まず、タイルの価格として、マンションのトイレであれば広くても15枚前後になりますので、その価格、例えば1枚1000~1500円として2万円。
このタイル代ですが、施工会社が自分のとこで取り扱える商品しか加工できない、となった場合、もっと高くなるともいます。
デザインタイルはピンキリです。アウトレット品であれば一枚500円からありますし、正規品であれば高いものなら一枚3000円以上したりします。
施工業者がアウトレット品を頼むことはないですから、おそらく高いですね。
そして目地代、接着剤などの間材が1万円として、職人代が余分に5万円かかるとおもいます。
安いタイルを使って、おおよそ25万円でタイル床のトイレ取り換えリフォームが仕上がることになりますね。ただし、そこに管理費(おそらく5万円程度)と工務店の維持費、利益が上乗せされることになりますます。
さて、このタイル貼替付きのトイレ取り換えリフォーム価格が高いかどうか。
クッションフロアで賃貸住宅みたいになってるトイレと比べてみてください!
気合があるのなら水回り床のタイル貼りをDIYで!
では、タイル代を除いた5万円を自分でやるとなると、どういう方法があるかといいますと。
まずは、ネットでタイルを探しましょう。「タイル」「販売」で検索すればいくらでも出てきますから。
特に、装飾メインなものと、耐水性メインのものとでは全く質感がことなります。要するに表面処理が水場の掃除に適しているかどうか、ですね。
素焼き調のタイルでは水を吸ってしまって、大変なことになってしまいます。汚れがとれない、と。
で、タイルを選んだら、トイレの形状に合わせてカットする必要があります。これが一番のハードルになること間違いありません。
DIYに必須のタイルカットに必要な道具たち
まずは、道具があるかどうか。まずは、グラインダというものですね。
(画像をクリックで拡大します)
直径10cm程度の丸いカッター、というより砥石ですね、がついてまして、手でもってタイルをガガガガガーっと削っていくものです。
ホームセンターに行けば、1万円弱で買えると思います。
それにプラスして、ダイヤモンドカッターを手に入れましょう。このセットでタイルを切ることが可能です。
と、ここまでで既に5万円分の1万円ほどを使ってしまったことになりますが、、まぁ、まだ4万円分のこっていますので!
やっぱり道具をそろえるハードルがある
第一のハードルは、やはり道具をそろえるということでしょうか。一度しか使わないかもしれないものに数万円払えるか?ですよね。
で、その話は置いといて。。
カットの技術的ハードルとして挙げられるカット形状ですね。
どういうことかというと、トイレ取り換えと同時に床のリフォームができるのであれば、カットといっても室内サイズに沿ってタイルも寸法合わせの四角く、まっすぐ切るだけでよいのですが、ご自身でやろうとした場合は、すでにトイレが取り付けられた状態になりますので、トイレの根本のカーブに合わせてタイルをカットしないといけません。
どうでしょう。いかにもハードル高そうですよね。
どうするか。
タイルのトイレに合わせたカット方法については、また次回書いていきたいと思います!