キッチン、トイレの床をタイルにリフォームした場合の施工価格は?
「床のリフォーム」「床の貼替」にはフローリングだけでなくタイルもあるんです。
床のリフォームといえばフローリング、と思われるかもしれませんが、「タイル」、という材料があるのをご存知でしょうか。
でもどうでしょう。「床のリフォームしよう」って言われて、「タイル」を想像しますか?
せいぜい、クッションフロアやカーペットくらいではないでしょうか。
床材でタイルを使うところは、そうないのでは?
って思われるかもしれません。実際、あまりみないですよね、タイルの床。
なぜタイル床が一般家庭で少ないのか。
単純に、タイルの材料単価も高いですし、施工が面倒で工賃も高くなるから、ではないでしょうか。
床をタイルにするメリットを考えると、施工価格をくらべて割りにあうか?
タイルのメリットはなんでしょう。
擦れない、カビない、腐らないと、まぁ、水回りで必要とされる機能そもそものところですが。
特に、トイレのような立ち位置が決まっていて、かつ、何度も使われるような場所にはうってつけ、でしょう。
トイレの床など水場をタイルでなく、フローリングの床にしたらどうなるか
トイレなど水場にふろーりにぐを持ち込んだらどうなるか。
使われたフローリングの、その表面がどういった仕様になっているのかはわかりませんが、一般的な合板材料の表面ウレタンコーティングものだとします。
そういったコーティングなどは何度何度も同じ位置に人がたったり、歩いて擦れたりなどの繰り返しの負荷がかかるような環境の場合、その表面が傷むことがあります。コーティングが削れるわけですね。
あとは、水が付くこと自体が木の材料にとっては傷む原因になります。なので、通常リビングなどに使うフローリングは脱衣所やトイレといった水が頻繁に接触する場所では使用しないで下さいといった注意書きがあるとおもいます。
それらについて言えば、タイル床は無敵です。
もう一つの候補として、クッションフロアがあります。一昔前はいかにもつくり物の安っぽいプリントの材料しかありませんでしたが、最近では大理石調であったりフローリング調でも本物に近づいていますね。
実用的な部分では耐久性も上がっていて、土足でも大丈夫、といったものもあります。
とはいっても、本物の質感や耐久性、耐腐食性といった面ではタイルにかなうものはありません。
室内床タイルの施工価格はどう決まる?
まずはトイレの床のタイル施工価格を例に考える
タイルは水回りに強いものですので、トイレのほか浴室やキッチンにも適用されます。あとは、玄関もあるかな?
で、考える上でトイレが最も簡単なので、 そちらを例にしてお話します。
タイル施工の価格を算出しようとした場合、人件費はもちろん、タイル代もその大きなウェートを占めます。これが結構かかるのは間違いないです。
タイル代についてはいろいろ調べてみたところ、1平米あたりでの金額が提示されていることが多いのですが、下は5000円から、上は数万円と、かなり幅があります。どうしてそんなに幅があるのかはわかりませんが、とにかく、それくらいはあります。
そしてもう一つあるのが、人件費です。職人代ですね。
タイル貼りで時間がかかってしまのは、タイルの貼りつけの乾燥と目地埋め。この乾燥時間がかかってしまうのがネックになります。
タイル施工で一番かかるのは人件費
なので、陶器メーカーであるINAX(現LIXIL)では人件費が安い外国人に目地埋め指導をして、派遣するなどしたり人件費については工夫をしています。
人件費の部分にからんでくるのはタイルのカットですね。このカットが意外と面倒だったりします。
で、時間がかかるものとしては、タイルの目地埋めというものが最後に存在します。
これも一日仕事になってしまいます。なぜなら、かわかしながら何度か塗らないといけないので。
なので、ある程度面積があるところなら効率よくいくとおもいますが、トイレの床くらいですと待ち時間が発生してしまうだろうなぁ、というのが正直なところです。
ということで、
このタイル自体の購入費と人件費二日分
が簡単にわかるタイル施工の価格になります。
職人さん、もしくは工務店によっては施工面積計算でだすところもありますが、材料分や人件費がどうなっているかはかなり不明瞭になってきます。が、慣例として面積計算が多いようにも思います。
少しでもタイルの施工単価を安くするなら?
ということで、もっともお安くできるリフォームということで、DIYに挑戦してみるという手があります。
といってもタイル切から始めるのはちょっとハードるが高いので、職人さんにタイルまで敷き詰めてもらって、次の日に目地埋めだけをDIYしてみる方法です。
目地埋め自体はそれほどむつかしくありません。最近ではネットで検索してみればやり方が細かく出ていると思いますので、方法については大丈夫です。
一番の問題は、工務店、もしくは職人さんが、そのタイルの目地埋めだけをやらしてくれるか。
嫌がりますよね。仕上げでミスられて施工会社のせいにされてもいやですから。
人件費も、引けて1万円くらいでしょうか。どうせならトイレ取り換えと壁紙施工だけしてもらって、タイル貼りからご自身でできたらいいですね。
かなり安価に仕上がりそうな気がします。
そうそう、工務店にタイル購入してもらうと、高いものになってしまう可能性も否めません。今回2万円としましたが、これくらはかかることでしょう。材料代で儲けるのも一つの手段ですから。
あなたが探した材料でやってくれるかどうかを聞いてみるのもいいかもしれませんね。
と、だらだらと書いてしまいましたが、、
ズバリ、1.5平米のタイル床の施工価格とその根拠とは?
結局のところ、普通の工務店でタイル施工をした場合どうなるかを予想しますね。
タイルの上張り施工の原価
タイル代2万円+人件費5万円+間材費1万円 = 合計8万円が原価
で、あとは工務店がどれだけ利益を見込むか、でしょうか。
おそらく、12万円前後くらいではないでしょうか。
いやー、実際はもっと行くでしょうね。
私がいつも発注する場合、もろもろの工事の中でタイル貼りがはいっているだけなので、上記の値段でもできるとおもいますが、トイレのみ、となった場合はそうはいかない気がします。
参考までにトイレ空間を丸ごとリフォームした場合の原価価格
ついでといっては何ですが、トイレ空間をフルリフォームした際にタイル施工を採用した場合どうなるかを考えてみました。
これに関しては相場も見つかりませんので、ホームセンターやネットで売られている格安トイレリフォームプランの内容を考慮して、パック料金18万円をベースに考えてみます。
タイル床のトイレフルリフォーム価格(ほぼ原価ベース)
- ウォシュレット付トイレ、壁紙張り替え、クッションフロア取り換え 18万円
(こちらがパック料金ですね) - クッションフロアに替えてタイル代(工務店納入品)+1万円
- 追加の間材費(接着剤、目地材など)+1万円
- タイル職人の人件費(前仕事含む)+5万円
- 管理費 +5万円
合計30万円 + イレギュラー工事による工務店の利益
あとは、工務店がどれだけ利益を見込むか、でしょう。
原価ベースの状態のお値段で30万円です。
少なくとも、こういった細かい内訳をもらわずに、総額だけ出してもらった場合は、間違いなく50万円前後は出されると思います。
おそらく、工務店の中でも決まっているんでしょうね。原価ベースに対して20万円、もしくは高額な工事であれば15%(100万円単位の工事)くらい上乗せするというのが。
内訳の詳細を出してくれる工務店でも、各々の価格にちょっとずつ上乗せして、合計45万円くらいではないでしょうか。
でないと、会社としての維持費が賄えないからです。
さて、弊社のトイレのフルリフォームプランは良心的に税込で40万円以下!
しかも、無垢板の棚だったり、アイアンのタオルホルダやペーパーホルダをお付けして、です!
んーん?儲からないですね、これでは。。