和室から洋室。フローリング施工後にしなくてはいけないリフォーム
中古マンションの魅力は、やはり安い値段で、もっともよい立地の物件が手に入る、ということになります。ただ、中古だけに、内装が古いのは当然です。
そしてもうひとつ。その古い内装はその時代を反映しているために、今とはつくりが全然違うこともあります。簡単に言えば、サイズもそのひとつですし、和洋の違いもその典型的な例になります。
築30年の中古マンションを内覧して、その内装を目の当たりにしたときに、
「うわー、これは、すっげーー。」
って思うこと、多々あるのではないでしょうか。その内装を見てしまったがゆえに、購入をやめてしまうということもあったのではないでしょうか?
いや、間違いなく、あるでしょう。
「こんな汚い内装じゃ、住めないよね!」って。
でも考えてみて下さい。そこそこきれいな内装でも、住めないほど汚い内装でも、同じなんですよ。
何が同じなのか、わかります?
ボロッぼろの物件でも、それなりにこぎれいな物件でも、一緒なんです。リフォームする値段としては。
で、その中でも、やはり時代を大きく反映してくるのは、和室です。
和室には当然、畳があって、襖があって、床の間があって、の構成になっているように思います。で、その和室をフローリングに変更したい、つまりは洋室に変更したい、ということになった場合、どうなるか。
襖を残しますか?
床の間を残しますか?
今の時代、残念ながら和室であっても床の間を残すべきかどうか、というのが問題になってきます。どうせなら収納があったほうがいいよね、と。
今の若い人が、掛け軸や花瓶で生花なんて、やらないですよね。
その床の間をどう使うか。
そう。クローゼットにしてしまうのです。
以外に広いんですよね、床の間って。クローゼット化してしまうにはちょうどいいサイズだったりします。
「床の間に失礼だろ!」
なんて声も聞こえてきそうな気がしますが、仕方ないんです。時代には勝てません。収納ももっとほしいでしょう?
ただ、どうやったらクローゼットになるの?って疑問もおありかとおもいます。
襖も床の間も同じ方法でできます。クローゼットに変える方法。
それは、折戸(クローゼットドア)をつけてしまえばいい。
たったそれだけのことです。
今だとホームセンターに行けば折れ戸(クローゼットドア)はいくらでも売ってます。おおよそ、3~5万円くらいでしょうか。
ただ、間口を合わせる必要があるので、そこは大工仕事をしないといけないですね。
大工仕事ができる人なら、それほど難しいことでもないように思います。私も、自分で作ったりしました。
木材で枠を作って、そこにレールを走らせるだけって感じです。あるいは、枠付きのものであれば、その枠を固定すればよいだけです。
そうはいっても、何も知らない人にとっては大変なことだと思います。
おおよそ大工を雇えば、二人で一日仕事でしょうか。
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