天然木でつくる手作りシェルフ

天然の一枚板で作るシェルフ

 

天然木の一枚板。

これほど贅沢な材料はありませんよね。

木という天然の素材が最もよくあらわれる形です。四辺すべてをカットするのではなく、壁につける辺のみを切り落とした形が、もっとも美しいのではないでしょうか。

そして、その塗装にも気を付けたいところですね。

ウレタン塗装のつるつる表面では、せっかくの木の質感が台無しになってしまいます。好くフローリングなどはそういった塗装がありますし、既製品の棚となると、そうなってしまいます。

といっても、既製品では、まず一枚板で、ということがないように思いますが。

色は、オイル塗装そのままが良いかと思いますが、若干の色付けも可能かと思います。

木そのものに色合の面白さがある場合、それをそのまま使うのが最も面白いでしょうね。

たとえば、黄肌という材木は、その名の通り、木の肌に近い部分の色が黄色くなっていて、そのコントラストが非常に面白いです。

また、エンジュという材料は、オイルで仕上げると非常に濃い、深い色合いを出してくれます。オイルでカラーリングするまでもなく、その材料そのものの色合いで十分魅力的なのではないでしょうか。

 

天然木を入手する

ただ、こちらのシェルフ、やはり難しいのが、天然の木が手に入るかどうか、というところにかかってきます。

材料屋に問い合わせをしても、なかなか希望通りのサイズがみつからないことや、あったとしてもとんでもなく高い場合があります。

そう。天然の材料なだけに、その良し悪しは人間がコントロールすることができません。好い材料ばかりそろっていれば、それなりにお値段がかかってしまいますし、安くても虫食いがひどすぎて使えない材料しかない、という場合もあります。

いろいろやってますと、そういうときがあります。

当社では数件の材料屋にコンタクトを取って、その時に最適な材料を入手するようにしておりますので、だいたいいずれかの会社でそろえることはできていますが。

みなさんもサイトで調べると、いろいろ出てきたりします。

そして値段を一度か確認してみることをお勧めします。

あとは、ヤフオクなどにも多く出品されてますよね。

ただし、よくあるのが値段相応で何か問題のある気が多かったりします。つまりは、通常の店舗で売るには質が悪すぎる、という感じでしょうか。

反り、割れ、虫食い、腐食、がその代表例かと思います。

ただし、そういった材料を使いこなすのもまた面白いかもしれません。

天然木を加工する

また表面を慣らす作業が必要になってくることは言うまでもありません。これが結構しんどい作業になってきますね。

大工であれば、カンナをかける人もいますし、サンダーという電動のやすりを使う人もいます。

が、どちらにしても大変な労力になります。ここにかける労力が大きいといっても過言ではありません。

その作業をどこまでやるか、というのも職人のさじ加減になるわけですが、そのあたりもセンスが必要ですね。

なので、天然木を扱ったことのある業者に頼むのが一番かと思います。

また、単に加工するのではなく、どこをつなぎにするのか、棚で言ったらどの材料を組み合わせていくのか、というのも慣れていないとなかなかできない作業になります。

シェルフの場合、棚にする場合のつなぎはどこに配置するのか、どんな形で支えを通すのか、というのも一つの悩みどころですね。

それはもう材料の形や、支えになる材料のサイズなどを見てその場で決める、という作業になってしまいます。

 

見(魅)せる収納を作る

もちろん、せっかくの天然木のシェルフなんで、もちろん人の目に触れるところに配置しますし、扉などはありませんので、中身が見える、ということになります。

それを、見せる収納としてよくインテリア雑誌なんかには載ってますよね。

なので、そこに収納する者にも気を使わないといけない、ということになります。

キッチンであれば、100円均一のいかにも安そうなコップやお皿を並べては絵になりませんし、リビングでも漫画本がならんでたら、ちょっと合わないかな、とかね。

いや、決して漫画がダメ、というわけではなくて、漫画とインテリアの本が並んでたら、どっちが適しているだろうか、ということです。

つまりは、こういった材料で、センスで物事を進めていった場合、トータルとして作り上げなくてはいけないということ。

そうなると、自然と生活のスタイルにも関係してしまうということ。

人は環境が変わると、変わる生き物です。

いや、環境に適していくのか、あるいは、環境を破壊して、元の状態に戻してしまうのか。

どうなるかは、お客様しだいですね。

 

さて、天然木のシェルフ。

お値段の内訳はどうなっているかというと、

 

たとえば、4段×幅1500mm×奥行300mmとした場合を考えますと

 

材料費 天板1枚あたり15000円 4枚で6万円

施工材料費 1万円

施工費 5万円

 

合計12万円ほどを見ておけばよいかと思います。

ただし、こちらのお値段には、材料の下処理も含めていますし、塗装代も入っています。

樹種は選んでもらうとして、その材料の選択はこちらにお任せいただく、という形になります。

サンプルとしましては、耳が1辺、のこりの3か所は壁と端をきれいに処理した状態となります。

オプションとしては、アイアンのアングルなどを用いた場合、一か所につき5000円プラスという形かな。

品物は、こちらがご用意している中から選んでもらう、という形をとらせていただきます。

 

以上を持って、リビングに、キッチンに、おしゃれなシェルフを添えつけてみては、いかがでしょうか。




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