水回りのタイル施工のDIY前回の記事はこちらをご参照ください!
→ トイレやキッチン、水回りの床をDIYでタイル貼り!その1
→ トイレやキッチン、水回りの床をDIYでタイル貼り!その2
タイル施工のDIY!タイルの局面はこうカットする!
ストレートのカットに続きまして、いよいよタイルの曲面カットの方法になります。
こちらですが、正直むつかしいです。が、そんなことを言っていたら、DIYになりません。よって、頑張りましょう!
さて、曲面のカットですが、直線カットのような当木は期待できませんので、全てフリーハンドでのカットになります。直線カットで馴れたのなら、ある程度できると思います。
トイレの形に合わせたものを作らいないといけませんので、そのあたりを説明していきますね。
1.トイレ形状の型からカットラインを作る
これが基本的にタイルの形になると思ってください。まずは、段ボールを用意しいます。30cm角でよいです。段ボールでなくても厚手の紙でよいです。
で、それをハサミでトイレの形状に合わせてカットします。切りすぎたらテープか何かで修復しても構いません。とにかく、トイレ形状に合わせた型を作ってしまいましょう。ここがスタート地点になるので、なるべく精度を上げたいです。
次にその型をタイルのサイズに合わせてカットします。トイレとタイルとの隙間は3mm狙いです。この型を使ってタイル表面に形状を投影します。厚紙を使うのは、実際のタイルに模して並べてみたいからです。
タイルに投影するときに狙いのタイルに対してどこが基準かわからないでは、正確に投影できませんから。
これでカットラインの作成は終了です。
ポイントは、型紙の精度を上げつつ、それを上手にタイル上に投影すること、です。
2.投影線にそってタイルを削って割る
さて、この投影した線にそってタイルをカットするわけですが、いきなり線に向かってはいけません。確実に削りすぎますから!
まずは、タイル表面を薄く削るように溝をつけるくらいのタッチでOKです。
フリーハンドで、カットラインより5~10mm内側を狙って削っていきます。Rがきついほど離してください。Rがなだらかであれば、攻めて構いません。
ぐるっと削ったら順番にそのラインで掘り下げていきます。
カッターの刃が奥まで行くと小さいRには対応できなくなりますので、いきなり裏側まで貫通せずに、表面を順番に掘り下げていってください。
(画像をクリックで拡大します)
ある程度溝が掘れましたら、別角度から割り用の補助カットを入れていきます。これはRがきつい場合、カッターの刃が貫通まで至らないので、別のカット方向から攻めて割っていきます。
なるべく割る面を直線にしないと、使う側まで割れてしまいますので、さぼらずにやっていきましょう。Rが大きければ(カッターが完全に貫通できるくらいなら)必要ありません。
Rが小さければ小さいほど間隔を狭くします。カットラインより相当手前で溝を掘り続けて、貫通させる、という手もあります。どちらかお好きな方を選択してもらえればよいかと。
ポイントは、カットラインよりも手前で止めておくことですね。あとは仕上げに任せます。
3.タイルカット面のバリ取りと仕上げ
(画像をクリックで拡大します)
5~10mm内側に溝を切って割ったことで、バリが発生していると思います。これらを落とします。
落とし方はカッターの刃の当て方が重要になります。
今まではカッターの先端で削ってきたと思いますが、今からは側面を使います。ここを使うと一気にカッターの刃が食い込むことはなく、徐々に削られていきますし、なぞっていけば自然にRを作っていくことが可能になります。
直線のカットと同様、カット面は垂直か、タイル表面が出っ張るような角度を点けましょう。
その方法として、カッターの円盤中心より上側を充てることにより、カッターのRが自然とオーバーハングを作ってくれます。
このなぞる様に削る際に、カットラインをちょくちょく確認しながら削っていきましょう。また、完全にカットラインに来る前に一度現物で合わせることもしてください。
投影時にずれてしまっている可能性もあります。
ポイントは、カッターの当て方と、こまめな確認、でしょうか。
4.タイルを床に貼りつける
もちろん、底面、側面にスペーサーを入れるのを忘れないでください。どういった拍子でずれてしまうかわかりませんから。トイレとの間はむつかしいので、何かやわらかいものでも構いません。型につかった厚紙でもいいですし、とにかくずれにくくしておきましょう。
さて、ここまでどうでしょうか。タイルの曲面カットもできましたし、きれいに並べ終わったことと思います。
が、まだ終わったわけではありません。タイル間の隙間を埋める必要があります。目地ですね。
次回は目地埋めについてっていきたいと思います。これは、簡単ですよ。