意外に適用できない防音(遮音)フローリング

マンションの防音(遮音)フローリングとその工法の簡単さ!

ここまで いろいろとマンションの無垢材も含めたフローリング張り替えについて記述してきました。

防音フローリング最後はシンプルに、防音(遮音)フローリングを用いてリフォームした場合を考えてみたいと思います。

遮音フローリングは最近の新築マンションには大体使われているとおもいますが、ご存知の方も多いと思いますが、歩いた感触としまして、床がふわふわします。これは、木なのか?というくらい、ふわふわします。

それが防音の仕組みなので仕方ないのですが、うーん、そんなフローリングじゃ、フローリングなんて言えない!っていう人も多いかと思います。

ただ、どういった機能をフローリング材に求めるか、という部分にもよると思いますが。

もちろん防音(遮音)フローリングにも無垢フローリングは存在しています。もちろん、防音材としてのクッションはついておりますので、沈む感じがするのは否めませんね。お値段も格段とお高くなりますが、あることはあります。

で、その防音(遮音)フローリングでリフォームを考えてみましょう。

マンション防音フローリングは高いけど、簡単施工

以前にも書きましたが、この防音(遮音)フローリングはとにかく高いです。定価で買おうものなら、坪5万円程度します。6畳にしたら15万円です。材料代で結構食ってしまいますね。

ただ、施工は非常に楽です。張るだけであれば、1日で済みます。ぶっちゃけ、素人でも可能です!

なので、DIYであなたご自身ですることも可能です。

6畳間であれば工務店に頼むとしても、人件費は一人分で済みますので、ごみ処分費、間材費を2万円としても25万円前後で可能でしょう。

ただし、やはりそのふわふわ感を許容できるなら、ということです。通常の個室をフローリング施工するのであれば、この工法が最もシンプルだと思います。

また、防音(遮音)フローリングは材料が高いとしましたが、最近は需要も増えたのか、アウトレット品も多くなってきており、お安いものが手に入る様になっております。お探しになるのも手かもしれません。

私共が施工するのは、あくまでカフェのような部屋!

個室に対してふわふわした防音(遮音)フローリングを張り替えるだけの施工は、他社様にお任せするとして!



知らないと危険!防音(遮音)フローリングが適用できる施工条件とは!

ただし、一つ、注意が必要なことがあります。これはのちのち損害賠償にも発展しかねない、非常の大きな問題ですので、注意してください!

その性能を大手メーカーに確認したことがあるのですが、規格通りの防音機能を発揮するためには各社条件が定められています。

例えば、どこに施工されるか、も重要な要素となり。

例えば、スラブに直接施工した場合はその防音性能が出せますが、根太の二重床にしてしまうと性能が出せないなどです。

これは各社こういった条件でテストを行っているかどうかにもなりますので、一度確認する必要があります。

防音規格と施工方法はあってますか?

また施工仕様書にも条件がかかれていますし、そのその条件に則さないものは機能が発揮できていないことになります。

階下の住民にご迷惑になるのは当然ですが、問題として提起された場合に規格を満たしてないということで再施工という可能性もあります。

私が投資家時代(今でもですが)に大手メーカーにいろいろ問い合わせたところ、全てのメーカーが防音性能を保証しているのは、スラブに直貼りをした場合になりますので、すでにフローリング施工にされている床に対して重ね張りをした場合はその性能は保証されない、ということでした。

正直、重ね張りできたら非常に楽ですし、お安く済みます。

お安くすみますが、もし問題が起こった時に、張り替えなんてことになったら目も当てられません!これは管理会社を通したからOKという問題ではありません。

騙されてはいけない!防音(遮音)フローリングの捨て貼りという考え方

さて、この防音(遮音)フローリングの使い方のひとつに「捨て貼りと」いう考え方があります。

この防音(遮音)フローリングだけではふわふわ感は消せないですし、またフローリングとしての重厚感も出ません。

そこで、アウトレット品の安い防音(遮音)フローリングを捨て貼りして防音材として用い、その上に通常のフローリング、もしくは無垢フローリングでもいいですね、を施工するという方法。

意外と実証データのすくない防音施工

上でお上げましたが、最近はアウトレット品が多数出品されています。お値段もそれなりに安くなってきました。そういった意味でも、この遮音フローリングを用いて二重張りをしてみるのも、一つの手かもしれません。若干ふわふわした感触は残ってしまいますが、合板フローリングが局部的に変形するような柔らかさは確実になおります。

こちらも性能評価的に防音機能を満たせているのか、という問題があります。

結論としては、実証されていない、ということです。

そもそも、防音機能を出すためにこのふわふわ感が絶対に必要になります。それをもう一枚板を増やすことで、その機能を殺しているわけなので、音は響く、というのが性能が出せない(かもしれない)要因だそうです。

最近は防音(遮音)フローリングの捨て貼りを推奨する販売店やサイト、工務店がいますが、これはかなり無責任といっていいでしょう。

戸建てのご自宅なら、もちろん関係ないです!

 

では、どうしたらいいか。

しっかりと、二重床でも機能が出せる防音材量を選択する、というしかないと思います。やはり、そうなると若干は高くなるでしょう。

それでも100%音が防げるわけでもありません。騒音は日常の暮らし方、にも関係しますしね。

そもそも防音規格が満たされないようなインチキな施工がされていれば、訴えられたときに、正当性も主張できません。再施工しろ、といわれても反論もできません。

おまけに、施工業者はなにも保証してくれませんから!

管理会社?

結構いい加減だと思いますよ、実際。防音材、というのが書いてあれば、それでOKみたいなところもいくらでもあるようです。

なので、きっちりと、企画を満たせる防音施工にて(無垢)フローリングを施工することをお勧めします!


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