こんにちは。
「カフェで暮らす?」主催者の中嶋と申します。
わたくし、脱サラした人間なのですが、サラリーマン時代に区分マンションの投資をしておりまして、その時代の経験からリフォームとは本来こうあるんではないか、という消費者に近い視点からみて、今のリフォームを展開しております。
最近はやっているリノベーション。この言葉にするだけでぼろもうけをしている会社もありますが、あれは、ぼったくりです。そんなにしないでしょって。
なので、カフェのようなおしゃれな空間を作ったとしても、そこそこのお値段でできますよ、といった商品を展開していきたいと考えています。
また、物件購入からのポイントも掲載しました。ただし、私の経験上、マンションがポイントとなってきますので、戸建てなどにはちょっと当てはまらないかもしれません。
サイト内をご覧いただければ、必ず何かのお役には立てると思っています。
消えゆくって?新築住宅が建たない理由
「郊外から消え行く新築住宅、止まらぬ建設コスト上昇」そんな記事が掲載されていました。
郊外から消えゆく?
というのは、都心に近い地域に新築住宅が建たない、ということですね。
郊外を言い直しただけじゃねーかってw
マンション計画の白紙化、駅前開発の凍結、小売業の出店抑制、、というのが郊外に続いているようです。原因としては東京五輪特需による、建設ラッシュ。
大手デベロッパーでさえ、建設ができないために購入した土地を塩漬けにしてしまうか、用途変更をして対処しないといけない状況になっているそうです。
そもそもの原因は、オリンピック特需によって建設ラッシュになったがゆえに、建設に携わる職人が足りていないことに起因します。需要と供給のバランスが崩れれば、当然、人件費が高騰してくるのもあるですが、絶対が足りてないんじゃないですかね。
先日も、建設関係の派遣をやっている方と話したんですが、もう採用もいろいろやっていっても回す人が足りてないみたいですし、簡単に給料が上がっていくみたいですね。交渉は必要なようですが。
ただ、その影響としては、人件費が上がっているだけにはとどまっていないようで、下記のような流れが発生しているようです。
1.労務費の上昇
今後労務費がさらに1~3割上昇すると見積もられてるようですが、これを郊外の商品(すなわちマンションなどですね)に転嫁することがむつかしいとのことです。逆に都心部では高くなっても売れていくという現実があるみたいですね。
2.マンション販売のスピードダウン
消費増税の影響で、駆け込み需要が終わった途端に一気に購入意欲が低下してしまっている。
3.公共予算を消費しきれない
公共事業というのは基本的に上限価格が決められている状態に、入札をおこなって安いところに発注、という流れになるのですが、この人件費の上昇により、その入札価格が設定価格に合わなくなっているということです。そうなると事業が成り立たないため、工事の発注ができないと。
4. 不落や不調が続いている
3で上げたとおり、入札額を超えてしまった場合、再度調整が必要となってしまいますが、それが全国で続いているとのことです。また、入札が順調に通過したとしての職人が確保できずに予定通り進まないというケースもあるようです。
工事ができないとどうなるか
今や、東京オリンピック特需とアベノミクスでちょっとしたバブル状態に入った日本のようですが、GDPが1.2%アップが0.5%ダウンして0,7%にとどまっています。
その原因を作っているのが、結局は特需による人件費確保ができない、というところだというのですから、皮肉なものですね。
工事が進まない、つまりは、公共事業用の予算の消化が行えない、よって、GDPが下がってしまう、という循環になっているようです。
いかに建設業界が公共事業に頼っているか、ということでもあるように思いますが。
GDPが下がってしまう仕組みも驚きなんですが、そこまで公共事業の影響力が大きいなんて、おもってもみませんでした。あー、そりゃ、政治家に何とか族ってのができるわな、と。納得ですw
しかし、ほんとに今はバブルなんですね。大学卒業者の就職に至っても、内定者が半数は断ってくる、という状況らしですが、こんなのはバブル期にしか聞かなかった話ですよね。なのが大卒の採用担当の悩ましいところらしいですが、まさにバブル期の大卒採用状態ですね。
大卒、なんてのは、今現代の総進学時代としては、「要はだれでもいい」、とも言いかえれるわけでして。この職人というのは実際に作業ができる人間、という限定が入ってしまいますから、大変ですね。
その職人さんが、今やGDPを握っているというのも、不思議な話です。
わが社のような零細リフォーム業者はどうなっちゃうの?
うーん、やっぱり人員の確保はむつかしいです。こちらは内装業であって、中身を作る人ですね。箱を作るのが建設業として。
当然、箱ができれば、中身も必要なわけでして、提携している職人も忙しい、とのことです。
特に、震災特需は2014年になっても続いているようでして、個人住宅用の建築資材、トイレだとかユニットバスというものの納入もなかなかままならないという状況です。こんな状態ではなかなかリフォームもできない、というのはほんとの話です。
2014年も7月までくると材料供給については落ちつていきたようですが、それでも職人の予定が空いているというのはなかなかむつかし状況で、こうなるとやはり人件費があがっていくのは仕方ないことですね。
さて、われら零細企業ではもうリフォーム工事すらできなくなる、という状況にもなってしまうわけですが、大手のホームセンターなどはどうなのでしょうか。
彼らのやり方としては、いかに職人の人件費をけずって、安く仕上げてくか、しかビジネスモデルがありませんから。一昔前であれば、職人さんが仕事をとるということがむつかしい状態ではあったんですが、建設業から話がはいったら、どうなるんでしょうか。
名古屋でもビルの建設がつづいていまして、箱ができれば当然内装やも呼ばれだすでしょうし。
さて、これから数年間は職人優位の時代になりますので、そのあたりの価格がどうなるのかは楽しみですね。