リフォームデザインの決め方がわからない!
皆さんがまずお困りになるところがここです。
リフォームというのは、
「こういうおしゃれなのが欲しいんだけど!」
という欲求が強いと思いますが、その根底には、
「もういい加減リフォームしなきゃやっていけない・・」
という必要性、が含まれています。
なので、あなたがいろいろ検討していてもなかなかどうしたらいいからない、となってきた場合、
「あー、もうどうしたらいいかわからないし、仕方ない、ここにするか!」
といった心理で決めてしまいがちです。ほんとかどうか、わかりませんよw
そういう人もいる、ということです。
ここにするか!のここにしてしまう理由がなにかといわれると。
ネット検索で上位に来るとか、HPの広告写真(施工例など)の見栄えが非常にきれいだから、といった理由です。違いますか?
それだけで決めてしまうと、そのリフォーム値段には相当な覚悟が必要になります。
で、そういったお店が提示してくるデザインはというと、、、
はっきりいいましょう!
なんてことはありません。使っているものは当然市販されている材料ですから、その組み合わせなどによって雰囲気がでる、ということでしょう。
しかもその宣伝写真の組み合わせというのは、内装工事の内容だけではなくて、ソファーやカーテンも含めてのものです。
言い換えれば、家具、インテリアまでも含めた、その雰囲気作りにお金がかかるっている、つまりはトータル的なデザイン料、となるわけでしょうか。もちろん、リフォーム業者、リノベーション業者に払う金額には、その家具をそろえる金額は含まれてませんし、何を使っているかも教えてくれないでしょう。
なので、まずは家具などは置いといて、いったいどのような家にしたいかを、あなた自身がしっかりと決めることが大切です。
具体的にはどうしたらいいのか
あなたの中で、こういった機能、見栄えのシステムキッチンが欲しい、こういった雰囲気の床が欲しい、などでてこればそこから進みます。
基本的に願望、こうしたいっていうのは女性のほうが大きいものです。だって、一般的に家に多くいるのは女性ですし、家事が付きまといますから、当然の話です。(あくまで、今の日本の現状として、ですからね。)
で、やはり一番はキッチンでしょう。このキッチンを含めたLDKとうのは一番機能性とデザイン性を変えたい、希望をかなえたいところだと思います。
で、どうするか。
まずはシステムキッチンの仕様を決めましょう。
キッチンの種類には、「壁付」「対面」「アイランド」というような形にわかれているます。また、「壁付」にはその後ろ、すなわちシステムキッチンと部屋との間にキッチンカウンターを置くレイアウトが流行だったりします。
システムキッチンの機能、デザインを決めたら、次は動線です。より作業が進みやすいような動きを考えるわけですよね。配膳、片づけ、人が二人重なったらどうなる、どこで食器を洗って片づける、材料を切って焼く流れ、など、そういったものです。
そうすると、シンクがどっちだとか、カウンターはこっちをオープンにすると、そういったものが決まります。
カウンターを付けると動線が切られる、といった理由でキッチンカウンター施工をお断りする可能性もあります。
ここまで決まれば、構造は決定するはずです。で、ここで細かいことは考える必要はありません。デザインというのは壁や床の色を何にしようか、くらいのもので、カウンターや棚の構造などは、工務店レベル、もしくは現場の職人レベルでわかります。
なぜなら、彼らはそういった現場をいくつも工事していますし、作業の中で標準的な寸法を持っているから。なので、通路が狭いといったような図面を出せば、ちょっと人が通りにくいよ、って言ってくれます。(それくらいの関係性が気付ける店がいいですね)
ついでに言っておきましょう!
私が考えるレイアウト図は、間取りの寸法を測ったものに、カウンターなどを書いて、適切な寸法は職人さんに聞く、ということをやってます!参考寸法はもちろんありますから、大体はその寸法を入れておきますが、あとは職人さんにゆだねます。
投資家であり、建築家でない私がやるよりは、実際の施工事例がある内容でやってもらう、ということです。ここに工務店さんが入れば、しっかりと図面にまで起こされるものと思います。
あと、当然ですが、カウンターなどは形を書くだけで十分です。どういう配置で、どこがオープンになってて、どこに棚が来るのか、など。あとは大工職人さんがすべてやってくれます。
色とか、デザイン部分はどうなるの?
ここもどうしたらいいかわからない、という方がおおいところでしょう。普通の方であれば、内装デザインなんて、やったことありませんからね。
そんな時に役に立つのが、自分のイメージに合った内装の画像なり写真です。
まず、雰囲気がどういったのがいいのか、決める必要があります。それによって使う材料の質、色が決まると思います。
弊社の場合、その雰囲気というのが「カフェに暮らす?」とのコンセプトの元、天然木であったり、ロートアイアン、真鍮、土壁、などの材料と、その材料そのままの色を基本に材料の選定を行ています。もちろん、照明などのインテリアも含め、です。
近代的なものや、アダルトなシックなものにしたいのであれば、そういった画像や写真を見てみるのもいいかもしれません。
弊社には数100冊のナチュラル系のインテリア系、建築系の洋書の写真集がありまして、それらがお手本になっています。しょせん、デザインは真似ですから。気に入ったもの、それを現場の形状に合わせたアレンジ、ですね。
で、どういった継投で作るかがまとまったとして、その参考になる画像、写真集めましょう。今はインターネットでそういった会社の作ったデザインやら、ブログでプロ並みな内装などをコーディネートして見える方もいます。そういったものが参考にしてみればよいのでは、と思います。
で、それでもやっぱりむつかしい、となった場合、インテリアコーディネーターにお願いをしましょう。私の知人にもいますが、おおよそセオリー通りの配色などは資格者なら誰でもわかりましすし、デザインどうする、というあまりにも概念過ぎるものから、こういった組み合わせがありますよ、という選択ができるところまで落としてくれると思います。
ついでに、家具などもこういったものをそろえれば、まとまりますよ、というのもアドバイスしてもらえます。
インテリアコーディネーターにしても、今やネットで探してみれば簡単にわかるでしょう。内装の変更を行うのに建築事務所にいって頼むのだけは、面倒ですし、いろいろなものに制約ができてしまいますし、お値段も跳ね上がるので、お勧めしません。
ビフォアーアフターするなら別ですよ。むしろ、あそこまでなると建築家が必要ですw
と、ここまで、どういった機能性の元、レイアウトするのか。そそいてどういった雰囲気の部屋にするのか、そして、それを具体的に落とし込むには、というところまでを説明しました。
次回は、それを実際に作るにはどうしたらいいのか、というところに入りたいと思います。