カフェ仕様のリフォームデザインには元ネタがある
当然ですが、あらゆるデザイン、仕様に対して、数少ない頂点の方々でない限りは、オリジナルではなく、その元ネタがあるのは当然です。いや、頂点の方々でさえも、その歴史から学んでいることでしょう。
で、当社のカフェ風なマンションリフォームにももちろんデザインの先生たちはいます。その数、数100冊。人ではなく、冊、です。
なんですかこれは?
こちらは写真集です。どんな写真集かというと、いろいろな建築物、部屋、インテリアなどなど、が載った写真集です。洋書の写真集です。一冊3000円くらいのものがおおいでしょうか。
日本ではなかなか手に入りません。本屋に置いてても買わないですから、仕入れませんよね。もっぱら、アマゾンでぽちっとしまくりですw
日本制の建築物の写真集はあまりありません。いや、あるんですが、近代建築物が多いですよね。そりゃそうですね。洋風ので昔からある物件自体がありませんから。昔からあって、写真集にできるような日本の建物といったら、おそらくは神社仏閣、お城でしょう。
洋風建築でいったら、数少ないでしょうし、海外にくらべったら、足元にも及ばない。
あとは、ナチュラル系の雑誌なども多くありますが、うーん、どうなんでしょう。洋書を見てもらえばわかるのですが、やっぱり質が違います。一番違のが、やっぱり材料、素材ですね。
日本のそういった雑誌で載っているものは、こぎれいなんですよね。雰囲気がないといったらいいのか。とにかく、きれいに仕上がりすぎています。良くも悪くも、ナチュラル系は、手作り感が残っていたほうが味があって。
個人的な好みの問題ではありますが。
そして海外のそういった建物は地方によっていろいろと決まりというか、様式があって、同じナチュラル系でも色使いだとか使う材料などが異なっています。当然ですよね、その地域の材料を使うわけですし、美的な価値観も全然違いますから。
カフェリフォーム、数あるデザイン、その地方とは。
で、どういった地方のものが先生、つまりはサンプルとして多いのかというと、、
ギリシャ。
(地中海方面)の白い壁的なもの。ありますよね、観光名所として有名な、十字架のついてるドーム状の真っ白の屋根が青い海に映えてる映像。
が、ギリシャというとそれがもっとも印象的なのですが、内装も味があります。あの外装の真っ白に対して内装は色遣いが派手でして。使っているものは、土と木でしょうか。いいですねぇ。ほんとに味がある。漆喰の壁を使うのは、この影響が大きいのかもしれません。
次に、トスカーナ地方。
これはイタリアの地方ですね。トスカーナといえば、フィレンツェやピサの斜塔があるなど、屈指の観光地です。石造りの街並みも一つですが、カフェ風景という意味では、広大な自然に佇む家屋が好きですね。
サンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂もこちらの地方です。日本の映画、「冷静と情熱のあいだ」(わかりますかね。古すぎますか!)のオープニングで出ていた風景ですね。赤い屋根瓦の街並みです。そう。海外って、街並み自体が美しくプロデュースされているんですよねぇ。日本の場合、街全体が、といのはありませんからねぇ。
プロバンス地方
こちらも有名ですよね。南仏です。とにかく、角やらなんやら、全て木製で、あとはなんでしょう、取れかかったペンキというのか。アンティーク仕上げでよくあるタイプの家具などが多いですね。
そしてこの地方の写真はキッチンの写真も多くあります。さすがフランス、でしょうか。フライパンは多くが銅製のもので、吊り下げられているんですね。この収納の仕方がなんともおしゃれだなぁ、っと、影響されています。
カントリーもの
これは各国いろいろありますが、総称して「カントリー」としていたりします。その国によってやはり好みの色だとかデザインはあるのですが、総じてやはり使っている材料は土、木、ガラス、鉄、真鍮、ですね。
そしてこれらはインテリア、飾りつけの先生にもなりえます。例えば、キッチンの収納ボックスであったり、調味料入れなども。雑貨屋さんでみませんか?ホーローの缶。砂糖や塩、コーヒーや紅茶を入れる缶。そんなのが多くあったりします。
リビング、キッチンなど部屋に集中したもの
リビングやキッチンといった局所的にまとめた本もあります。これらも国で特集されていたり、雰囲気で特集されていたり。ナチュラルとかピュアとか。
ひとつひとつがアイデアとデザイン性にみちたものばかりです。その中で少しでのエッセンスがくわえられたらな、と思っています。
シーサイド
これは私が海が大好きだから、ってことで買いあさったものです。青、水色、白でまとめたコテージ風のうちが多いですね。インテリアも、貝殻などをつかった小物が載っていたりして、かわいいです。かわいいって、きもいですかw
ホテル
有名なのが「GRATE ESCAPE」といわれる本ですね。こちらは各国超有名なホテルが載っている本になります。ロケーションから含めて建物、インテリア。そのすべてを総合して素晴らしいの一言です。
で、そういうところでとまってみてぇ、と思うのももちろん、ホテルという商業的な施設でどうまとめるているのか、が非常に興味があってそろえています。
まだまだあります。うーん、おそらく、洋書のインテリア、建築本をこれだけもっているところはそうそうないのではないでしょうか。日本でも指折り、と思ったりしています。こればっかりでカフェ作ったら人がはいるんじゃないかな、とおもったり。(半分本気だったりします)
しかし、飽きないですよね。対象がいつも見ている「家」「部屋」「家具」「インテリア」ですから。いつも見ているだけに、それとは違った雰囲気のものをみると、かなり新鮮ですし、なにより、誰にでもそこにいたらどうなるのか、という想像が掻き立てられます。
カフェ風といわず、リフォームをお考えでしたら、一度はこういった「よい写真」を見るといいかもしれません。ホームセンターではもう買い物ができなくなりますw
いや、素材はたくさん売ってるので、資材コーナーには良く行くようになるかもしれませんね!