リフォーム業の労働単価はどうなのか
リフォーム、リノベーションにおいてもっとも価格のネックになるものは何か。それは人件費です。あらゆる業種においてネックになるのは、同様に人件費ではないでしょか。
企業規模が大きくなればなるほど、どうでしょうか。人件費割合は小さくなっていくようにも思いますし、そうでもないような気もします。弊社の場合を考えると、いくつか別業種を管理していますので、管理業務についてはその各業種で割り算となるのですが、一人が多方面の管理業務で動くにも限界がありますよね。
そういったものを考えた場合、非生産部門がどれだけいるのかがポイントになるわけですが、その割合は業種により様々ですし、仕事の単価も様々ですので、どうせ参入するなら効率のよい業種がよい、となります。
私が思うに、不動産はまず相当な効率があるように思います。不動産といっても転売ではなくて、仲介。かかるのは宣伝費と人件費。会社の規模にもよりますが、少人数でやるのであれば、一件仲介すれば社員一人分は出るでしょう。
これから中古マンション、戸建てにかかわらず、中古市場を行政が活性化させるというのであれば、なおさらですね。
さて、今回目についた記事は、その「人」についての内容です。
「プログラマー不要で基幹システム 富士通ソフトが開発」です。
記事の内容は大体こんな感じです。
富士通ソフトが金融機関向けの支援ソフトを開発したと。これまえソフトの仕様変更を行う際には、ソフト開発メーカーと打ち合わせにしろいろいろやり取りが必要で、内部はプログラマーに任せるしかないところを、金融機関側のみでその仕組みが変更できるようにシステムを開発した。
そうですね。このソフト開発は結構めんどくさいです。まずは仕様といわれるどういったものを作るのかといった書類を作成し、それにそってプログラマーが作成していくわけですが、その中身みてまたいろいろいじったりなど何度も確認をする必要があります。
そしてなにかあって変更するためには必ずそのプログラマーが必要になってしまうので、お金も時間も余計にかかったりします。なので、このソフトは使い方をしっかりマスターすれば企業としてはかなりのメリットとなるでしょう。
ただ、気になるのはそのソフト自体がどこまで柔軟に対応できるか、ですね。過去の実績からこういった変更があるだろうとの予測の元作ってしまうと、これから先思わぬ変更が入った場合に結局対応できませんでした、とならなければよいけど、と。
と、まぁ、評論はおいといて、続きですが。
リフォーム業は人員を削減できるか
システム設計を変える場合でも人にる作業ミスが防げるのはもちろん、開発期間が不要になるため開発費や時間短縮にもなる。またソフト業界は2020年ごろまでIT技術者の人材不足が予想されるため、その対応にもなる、と。
人にるミスというのはよくわかりませんが、開発期間が不要となるのは大きいですね。ソフト変更が大がかりになればなるほど、その検証が必要になりますし、その分お金もかかります。
ほとんどがデバッグという作業なのですが、これにどれだけ時間がかかることやら。そしていくらやってもあとからいろいろ問題が出てきちゃうのがソフトというものです。
ひな形ができてて、それを選択するだけであればそういったこともすでに検証されているでしょうから、大丈夫そうですね。
で、やはりこれももともと人手不足解消が目的ではないか、とも思える節があります。人件費削減、というようりは、ほんとに動く人がいないから、と。
このように人の作業を減らすために、といった工夫はいろいろな分野で見えていると思います。人の作業を減らすために多少高くてもその商品を選ぶなどの選択肢もありますし、このリフォーム業界でも機能を持った材料を選ぶのもその「人の作業を減らしたい」といったところからと思います。
では、リフォームによる人の作業を減らすとはどういう手法があるでしょうか。
ひとつは、デザイン、設計に関する部分です。パッケージ化するのもそれの一つでしょう。例えば、あーしたいこーしたいといったお客様の要望を、あらかじめ要したデザイン(ひな形)に合わせるとどうなるか、そのパッケージによるコストがどれだけ、です。
このパッケージ化はデザイナーの人件費がなくなるのと、材料が決まっているので内装業社が材料を選んで購入する作業が不要になります。それによってどこまでコスト削減になるかはわかりませんが、少なくともデザイナー部分はかなりの高価でしょう。
これら実際の作業、例えば、フローリング施工であり、キッチン取り換えであり、トイレ取り換えであり、ユニットバス交換、そういった作業のみにいかに集中させるか。これに尽きると思います。
それを行ったうえでの低コスト化がカフェリフォームです。その分、材料に費用をかけるのが目的ですね。
さて、他の業者の価格の根拠はどこにあるでしょうか。
それでは、また。