「住居」にかかる費用は負債か資産か

金持ち父さん貧乏父さん

 

一時、日本の読書事情を一世風靡した、「金持ち父さん貧乏父さん」。

その中の基本的な考えで、家というのは資産に入らない、という内容があります。これはこの思想の基本になりますが、それが受け入れられるかどうかは個人の価値観問題になるので、良い悪いという議論はここではしません。

ただ、私からすると、うーん、なるほどね!という内容でした。

新築の戸建てにしろ、マンションにしろ、5000万円もの借金をしたその資産とされるものがどうなっていくか。つまり資産価値の目減り、ということを考えた場合にどうなるか、という問題です。

10年、15年もしてしまえば半額になってしまい、最後には土地の値段以下になることも考えられます。それは、価値のない上物があることによって、解体費用がかかったり、ということになるからです。

投資かとしては、その土地価格以下まで下がった物件に対して、どれだけ付加価値をつけて、土地以上の値段に持っていくか、もしくは賃貸してのキャッシュフローとしてどこまで上げていくか、というもの一つの目安になりますが。

一般に住む場合においては、そういう計算はしませんよね。

そう考えた場合、資産とみるのか、負債とみるのか。

借り入れをして3500万円の物件が5000万円なるだけで、すでに1500万円の負債、と考えられるわけです。

確かに、ゆくゆくこの家をついで、代々暮らしていく、というのももちろんあります。その選択をどうするか、ですね。

ただし、そのころにはまたリフォームの費用が500万円以上はかかるのと、戸建ての木造受託としたら30、40年もしたら一度はすべて確認して、補修も必要になると思いますので、おおよそ1000万円は見ておいたほうがいいかもしれません。

そこまでしても、やはり資産価値としては、ほぼなしです。

 

マンションだって同じでしょう

 

同じです。新築マンションなら同じようなことになりますね。3500万円で購入して、ゆくゆくは1000万円以下。土地代が戸建てのようにはいかない分だけ、戸建てよりどうしようもない状態になることが予想されますが。。

鉄筋コンクリートなので、寿命は戸建てよりは長いですし、補修費用は積立費でやれてしまうので、全体的な経費としては同じぐらいになるのでしょうか。

リフォームにかかる費用のみなので、500万円あれば、また内装は新品に元通りです。

 

で、ここでも戸建てとなじく、その1000万円以下になってしまった物件を資産とみるかどうか、です。

代々住むのであれば、資産になるのかもしれませんし、1代で売り払ってしまうとしたら、トータル的に負債のようにも思えます。

これはもうほんとに好みの問題だけですね。価値観の問題です。

こればかりはいい悪いではなく、好きか嫌いか、でしかないでしょう。

 

新築に住みたい、となれば、ローンを組んで数千万円という金額を上乗せするしかないですし。

そうしない限りは新築には住めない、というのも事実ではあります。

 

リフォーム物件は新築にならないのか

 

どこの部分をさして新築といいたいのか、というのが問題になります。共用部分であるエントランスや、共用物になってしまう玄関ドア、窓についてはいじることができません。

当然、それらは築年数と同等の可能性が高いですし、取り換えがあったとしても、住む直前にある、とは限りません。

内装についても、100%新築というわけにはいきません。例えば、柱などは一度とっぱらってしまうと大変なことになりますので、築30年ものの柱をそのまま使うのはマストです。

スケルトンにして一からやり直す、ということであれば可能ですが、おそらく、そんなことしたら1000万円はくだらないでしょう。

もっとかかるかな。

たまにあるんですよねえ。スケルトン物件を売りに出して、リフォームプラン考えますという不動産屋も。

そういうのに限って、スケルトンの物件、それ自体がそもそも高いじゃん!っていうものだったりしますので、注意が必要です。

場合によっては、リフォーム価格もスケルトンが出てくる前のほうが安かったりします。

だって、材料の量が半端ないでしょうw

 

で、リフォームは新築にならないかという答えは、上記の通り、NOといわざるを得ません。

やはりもとからある柱は汚れを取るには限界がありますし、ペイントしても新築のようにはいきません(下地がおかしくなってるので)。

電気配線なども30年前の配線から現代の配線にするにはやはり無理のあるリフォームをする必要も出てきてしまいます。

ただ、500万円のボロボロの物件でも、500万円くらいかけてリフォームすれば、1000万円で購入される、というのも事実です。

 

思いっきりスケルトンまでしてリフォームして、2000万円をかけてしまうと、築10年程度の中古物件で、それなりにきれいなものが出回っていたりするので、それくらいの費用を使ってしまうようなら、それなりの物件を買ってしまうのも手かもしれません。

ただし、前出の通り、2000万円が現金でどれだけ減らせるか、○○であれば800万円くらいは利息で負債になってしまう、ということもお忘れなく、といったところでしょうか。

 

負債かどうかは、個人の価値観ではありますが、理屈から考えると、当然借金をして利息を払えば、その分は負債といえますし、価格の目減りからすると、実際に3000万円の価値があるか、というところも疑問視してもよいのでは、というところでした。

関連記事




カテゴリー

最近の記事 おすすめ記事
  1. 2018.06.7

    お問い合わせ




PAGE TOP